パラサイト 半地下の家族口コミ


韓国の現代社会の格差を題材にした映画である。

 

主人公の家族は「半地下の住宅」に住んでいる。韓国独特の住居形態で家の上半分だけが地上で下半分は地下にもぐっている家である。
今もソウルの路地裏などに点在している。

 

狭く薄汚れた半地下のアパートに貧し家族4人が生きていた。見上げる高台には高級住宅があり、家庭教師のアルバイトからその邸宅に雇われる。
これをきっかけに家族が雇われていくことになり、やがて殺人事件に巻き込まれていくストーリー。

「パラサイト 半地下の家族」キャスト

第92回 アカデミー賞 作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞受賞、
2019年 カンヌ国際映画祭 作品賞(パルムドール)受賞
字幕版、吹き替え版、上映時間132分

 

出演者
ソン・ガンホ
イ・ソンギュン
チョ・ヨジョン
チェ・ウシク
パク・ソダム

 

監督ポン・ジュノ
脚本ポン・ジュノ

 

パラサイト 半地下の家族口コミ

michiko

驚きのアカデミー賞受賞!
2020年米アカデミー賞作品賞を受賞したとの報に接し少なからず驚いたのは私だけではないはず。
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」や「マリッジ・ストーリー」そして「ジョーカー」を抑えての受賞作。

 

ポン・ジュノ監督の「母なる証明」や「スノーピアサー」などは作家性の高い内容がエンターテイメントとしての訴求力も併せ持つ。まさか作品賞での受賞とは驚きだ。

 

この「パラサイト」を1回目の視聴では違和感を感じた後半のパーティーシーンも、再度、見直すと根底にあるのは抜け出しようのない格差社会の底辺にさまよう人間の言いようのない怒りの結果と考えることで納得してしまう。

 

格差社会の問題点である「持てる者と持たざる者の貧富の差」をさりげなくこの作品でぶつけてきたところがアカデミーで評価されたのではないかと思う。
実際、韓国では1997年のIMF危機を乗り越え「貧富の差」が驚くほど付いていて、その解決策も無い現在は日本の未来をも想像させる。

 

日本が本当に考えなければならないことは山積していることを改めて認識させられた、そんな映画でした。
アジアから初めてのアカデミー作品賞受賞作を心から祝福するとともに皆さんにも是非お勧めしたい。

 

 

サンヨウ

家族の素朴な繋がりが希望
この映画は貧困の問題を告発していると思うし、倫理的な問題も生じていると思う。
個人的には21世紀の現代社会の中で生きていくことの困難さを描きだそうとしたのではないか。
大豪邸の明るいリビングと地下室の暗さなどが対照的に描かれています。計画的な生き方と場当たり的な生き方、対人関係の距離の近さと遠さが対照的に
描かれている。
殺人者となった人間でも「すまない」と思える素朴な人間性の中に家族の素朴な繋がりの中に希望の光を見いだしているように思いました。

 

yuruyuru

話題ほど面白くない!
ストーリーが全体的に少し雑な印象を受ける。最後まで視聴したが、どんなメッセージを伝えたいのか、いまいちわからない。韓国における現代社会の格差に対する半地下住宅が題材ということもあり問題を提起かと思いましたが、物語として格差に対するメッセージ性は無いに等しいと思います。

 

なぜならストーリーの展開が主人公一家に対して終始都合が良すぎているのではないか。

 

それに、ダソンがキーマンとなるように伏線が仕組まれているのに、何も起こらずエンディングへと向かってしまったのは理解できない。登場人物の中で彼に関する説明に多くの時間が割かれていたのに結末に関係ないならカットてもよかったのではないか。

 

ストーリーは全体的に都合良く進行している。特にラストエンディングにかけての展開は呆気に取られるばかりであった。

 

 

kumakiti

駄作!印象に残るスターがいない
アカデミー賞作品賞だから期待していたが、その分ガッカリだ。
ただの映画ファンですが、最初はテンポよく貧乏人が金持ちをだましていく様子が面白く描かれていた。
結末は悲惨さが残るだけの映画。

 

映画のだいご味や社会や体制へのメッセージも迫力や有機や感動が感じられない。注目される多くの映画には、強烈な印象を残す名優やスターが存在しますが、この映画にはいませんでした。

 

 

 

アマカス

期待値が高すぎた。
韓国映画によく出ている俳優たちと署名な監督作品だから期待値は高かった。映画の序盤はコメディ要素はあるもののイマイチ退屈。
それでもアカデミー賞受賞作だからこの後どうなるのか?我慢して観た。ネタ晴らししてからがひどい。

 

韓国社会情勢が分からないためなのか、どの出演者にも感情移入できない。アカデミー賞をそれほど信じていた訳ではないけれど注意したい。
韓国映画は結構観ている方で、他にも結構良い映画がある。

 

 

eratiyan

面白かった!
楽しみにしていた映画です。
一度見ておくべきと思っていましたので。
期待以上の映画で面白くて切ない。
最新作が早々に見れて良かった。

 

ポン・ジュノ監督作品


韓国映画アカデミー在学中に初監督の「支離滅裂」と「フレームの中の記憶」が注目された。

 

2017年 - オクジャ/okja
2013年 - スノーピアサー
2009年 - 母なる証明
2006年 - グエムル-漢江の怪物-
2003年ー 殺人の追憶
2000年 - ほえる犬は噛まない

 

U-NEXT公式サイト