「HERO」ヒーロー動画あらすじとキャスト&エピソード

『HERO』(ヒーロー)は、木村拓哉主演でフジテレビ系で放送された日本のテレビドラマシリーズ。

 

第一弾は2001年1月8日から3月19日まで「月9」枠で放送された。
その後、2006年に単発ドラマが放送された。

 

2007年には劇場版がそれぞれ制作された。

 

第2弾は2014年7月14日から9月22日まで続編が連続ドラマとしてく「月9」枠で放送された。
翌年の2015年には劇場版第2作が制作された。

 

「HERO」(ヒーロー)あらすじ

 

久利生公平(木村拓哉)は元不良の中卒だ。
大検を受けて司法試験に合格し検事になったけれど服装はエリート検事にはほど遠いラフな格好とストリートで養った独自のカンとクレバーさを合わせ持っている。

 

久利生は表には出さないが人を見た目で判断することなく人一倍正義感が強く常に真実を求める男なのだ。
久利生が事件の大小に関係なく熱心に捜査をし、ラフな服装で仕事をしたりする姿に違和感を覚え、彼のことが理解できない東京地検の城西支部の面々。

 

彼らは古い習慣ににとらわれ出世や保身ばかり気にする検事や事務官たちとの溝が生まれていく。

 

主人公の久利生検事は刑事さながらの行動的な検事として自ら現場の捜査も行い、その行動力は法曹界における型破りな検事像だ。

「HERO」(ヒーロー)第一弾エピソード

第1話 最悪の出会い
 東京地検城西支部の内偵調査を進めていた代議士の贈収賄事件が佳境を迎えていた。マスコミの注目を集める中、午前8時に牛丸部長自ら中村検事と雨宮事務官を伴って収賄容疑で岬代議士を逮捕した。

 

同じころ、芝山と江上検事が事務官と警察を引き連れ、贈賄側の企業の強制捜査を行っていた。

 

まさにその日に青森地検から一人の検事(久利生公平)が城西支部に着任した。周囲が贈収賄事件で盛り上がる中、彼が担当したのは下着泥棒だった。
事件に疑問を持った久利は独自に捜査を開始した。久利の事務官を志願した雨宮は彼の経歴や姿勢に戸惑っていた。

 

第2話 帰れないふたり
久利生のもとに顔に殴られた痕がある被疑者が送られてきた。
警察の調べでは「相手が殴りかかってきたので振り払ったら、階段から転落して死亡した」と供述した後は、一切の質問にも黙秘を続けていた。

 

弁護に乗りだしてきた大物弁護士である坂ノ上が正当防衛を主張するが、久利生は被疑者の態度と事件の状況に違和感を覚えて捜査に乗り出した。
捜査を続けていく仲、被疑者や証人である被疑者の友人達の証言に違和感が生じた。

 

だが担当事務官の雨宮は江上に誘われたK-1の観戦時間が迫っていた。、牛丸部長は弁護士の坂ノ上の圧力を受け、他の検事や事務官も久利生が担当する仕事を急遽分担することになり、誰もが久利生の捜査に苛立ちを隠せない。そして何の手がかりを掴めないまま久利生は最後に事件現場へ向う。
第3話  恋という名の犯罪
雨宮と江上雨宮が行きつけのバーでいつものように噛み合わない会話をしていた時、突如背後で争いが起きた。
別れ話のもつれから男が女に食事用のナイフで切りかかったのである。翌日、その傷害事件の被疑者である宮川雅史が久利生のもとに送検されてきた。

 

しかし、被害者の証言が何か割り切れない物を感じた久利生は、捜査を開始した。徐々に明らかになっていく被害者の過去。
異口同音に語られる巧妙な手口の数々。結婚詐欺の立件は最も難しいとされ二の足を踏む久利生に対し、「アーネスト・ホーストにビビッて、リングにも上がれない臆病者!」と噛みつく雨宮だった。江上からのフランス大使館のパーティ招待状と共に事件は意外な方向に展開していく。

 

 

第4話 彼に教わったこと
ストーカー事件で女子大生殺された。担当の江上は雨宮と一緒に怪我で入院している容疑者と面会し被害者の司法解剖に立ち会った。
しかし、被疑者が病院に入院している事や凶器が発見されていない事などから警察の意向に逆らって逮捕を見合わせ引き続き捜査の続行を指示した。

 

その夜に容疑者である小山田は病院を脱走した。そのため江上は警察だけでなく、各マスコミからも大非難を浴びることになる。
真犯人のヒントは久利生の一言から見い出した城西支部の面々は、謹慎中の江上を救うため独自に捜査を開始した。、

 

無銭飲食の事案を担当していた久利生も大手法律事務所から移籍話がい込んでいた芝山もストーカー事件の舞捜査に加わった。警察は検察の独自捜査に反発を強めていた。慣れない捜査に四苦八苦する検事や事務官達だが、捜査の甲斐もなく真犯人として小山田逮捕の一報が届いた。
地検城西支部の誰もが諦める中、久利生は事件現場へと向かう。

 

 

第5話 二人きりの夜
検察庁内で起きた不倫騒動がマスコミの餌食となっている中、不倫の果てに妻を傷つけた夫が傷害容疑で送検されてきたのだ。
夫は「包丁を振り回したのは女房なんです!」と容疑を否認している。

 

不倫相手の愛人は男の容疑を認める証言を行った。愛人の証言に何か引っかかる物を感じた久利生は、愛人の本心を知るため南房総へ行くことになる。

 

一方、雨宮は、捜査の為に不倫話の最中に勢いで不倫宣言してしまった久利生と共に被疑者の愛人の実家が経営するホテルに赴いたが、成り行きで久利生と同じ部屋に泊まることになってしまう。

 

そのころ検察庁城西支部では、検察庁で起きた不倫騒動の情報を不倫が現在進行形の芝山が、遠藤に集めさせていた。
牛丸部長は部下の不倫宣言に動揺していた。

 

雨宮の身を心配する江上、芝山の行動に不快感を隠せない美鈴、そして江上に振り回される末次、不倫情報を集める遠藤。
久利生と雨宮は一夜を共に過ごすことに。城西支部の面々は様々な思いを背景に・・・・

 

 

第6話 彼女の一番大切なモノ
警官殺しの容疑者が送検されてきた。その日、雨宮はいつものバーで知り合った男に誘われてバー「Hungry Heart」を訪れたが、警察の賭博容疑で強制捜査に巻き込まれて警察署で不安な夜を過ごすことに。

 

同じころ警察に自首した被疑者は金で身代わりになったとして一転して容疑を否認した。そして真犯人は金融業を営む男が翌日に送検されてきた。
いつになく性急に捜査を進める警察と身内を殺された警察の勇み足を阻止したい検察にアリバイを主張する被疑者。

 

三者三様の思惑を解きほぐすため久利生は捜査を開始するが、久利生に同行している雨宮は長引いた取調べでの寝不足に加え、強制捜査のときに落としたであろう「落し物」のことが心配で捜査に身が入らない。

 

一方、雨宮が必死に探している「落し物」は憶測が憶測を呼び、周囲に波紋を広げていた。そして警察の強制捜査の真の目的が明らかになったとき、雨宮は封鎖されている「Hungry Heart」の前に到着した。

 

 

第7話 君に会えてよかった
遠藤や末次は検事の人使いの荒さや事務官の仕事に不満を持ち、雨宮は副検事になるための内部試験を受けようと熱意に燃えていた。
そんな時、雨宮が掛け持ちしていた久利生の担当事務官として、新たに正木事務官が異動してきた。

 

遠藤と末次はいつものバーで正木に仕事の愚痴を話すと、正木は「事務官の仕事にやりがいはない」と即答し、事務官を辞め原宿の裏通りにクレープ屋を開く予定だと話す。遠藤、末次はそんな正木事務官に同調するようになる。

 

一方の久利生は痴漢事件を担当、被疑者は大手貿易会社の専務であった。容疑を徹底して否認し、被害者の女性社員を解雇した被疑者である。
顧問弁護士は被害者の過去を調べ圧力をかける。会社関係者は口を固く閉ざす。

 

そんな不利な状況を打開するために久利生と雨宮は会社関係者からの事情聴取を試みるのだが・・・

 

 

第8話 過去を知る女
痴漢事件の裁判でマスコミ注目の美人弁護士である巽江里子が中村検事を論破したことが城西支部で話題となっていた。
そんな中、医療過誤事件が送検されてきた。

 

医療過誤の事案には専門知識が必要な上、情報を握っている病院側の妨害が予想されるので誰もが嫌がる事案となり当然のことながら担当になったのは久利生である。

 

そして病院側が雇ったのは、久利生とは司法修習の同期で友人であった話題の巽江里子でした。警察での自供から一転して容疑を全面否認する被疑者。証人は手術ミスの証言を土壇場で撤回した。弁護士の巽江里子の容赦ない攻勢に久利生は反撃の糸口を求め捜査を続けるのだった。

 

第9話 俺がずっとそばにいる
ある日、通勤途中の雨宮が不可解な事故に遭遇した日に東京地検城西支部にピザの宅配を装った暴漢が侵入した。
煙幕を焚き手当たり次第に備品を壊して逃走する襲撃事件が勃発した。

 

予想もしなかった事態に検事や事務官がパニックに陥りまともな証言も得られず、捜査は難航した。国家権力に対するテロなのか、特定の検事に対する怨恨、または単なる愉快犯などの憶測が飛び交う。

 

過去の被疑者による仕返しに怯え、難航する捜査に苛立ちを隠さない検事や事務官たち。
疑心暗鬼の中、雨宮はバッグに爆弾を仕掛けられた。狙われた事で身の危険を感じ久利生の部屋に泊まることに……

 

 

第10話 別れの予感
久利生の元に人気キャスターの暴行事件の被疑者が送検されてきた。
しかし、警察での自白を一転して否定したので久利生は捜査を開始した。

 

犯人は古田だと主張する被害者の榎本は犯人の顔を見ていない。久利生は証拠不十分として不起訴を決断するが、納得できない榎本は検察審議会に提訴し、更に非難を検察や久利生個人へ繰り広げた。

 

そんな中、再び榎本が帰宅途中に暴漢に襲われた。榎本が襲われた時に見た腕の傷や脅迫状の指紋から、警察も古田以外に真犯人がいることに気付くが、面子を保つために古田への追及の手を緩めない。マスコミによるバッシングは検察や久利生に対して激しさを増す中、警察に怯えた古田は最悪の事態を招いててしまった。

 

 

最終話最後の事件
榎本由起暴行事件の非難報道の波紋は大きく検察上層部は久利生に非がないことを認めつつも、石垣島への異動を決定した。
そのころ、久利生はサッカースタジアムの警備員殺しの事件を担当していた。

 

捜査の中の被害者の息子である良太と出会うことに。被疑者が完全黙秘を続ける中で、突然、東京地検特捜部が警備員殺しの被疑者を取り調べるため城西支部に乗り込んできた。

 

目的を隠したまま取り調べを始める特捜の検事達と検事や事務官を引っ掻き回す良太。そんな中、特捜検事の言葉から久利生の異動を知った城西支部の面々は、一致団結しながらも個々のやり方で捜査を進めていく。

 

やがて、この事件の背後には、大物政治家と建設業者の黒い関係が浮かび上がるのだった。

 

「HERO」(ヒーロー)キャスト

 

久利生公平 検事・・(役) 木村拓哉
雨宮舞子  事務官・・(役) 松たか子
中村美鈴  検事・・・(役) 大塚寧々
芝山 貢  検事・・・(役)  阿部 寛
江上達夫  検事・・・(役) 勝村政信
末次隆之  事務官・・(役)小日向文世
遠藤賢司  事務官・・(役) 八嶋智人
井戸秀二  (警備員)・・・(役) 正名僕蔵
バーテン・・・・・・・・ (役)  田中要次
城島和生・・・・・・・・(役)  篠井英介
庄野怜治・・・・・・・・(役)  小木茂光
咲坂良太・・・・・・・・(役)  今野雅人

 

牛丸 豊検事・刑事部部長
         ・・・(役)  角野卓造
鍋島利光  東京地検次席検事
         ・・・(役) 児玉 清

 

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